ビルやマンションの経営者におすすめ
水道直結給水
昨今、各地の水道局では、貯水槽水道の衛生管理の負担などを解消し、ビルやマンション等の皆様へフレッシュな水を供給するため、直結給水方式の採用を呼びかけております。直結給水方式は、貯水槽水道方式のような受水槽や高置水槽を使わず、配水管の水圧を利用して直接給水するシステムです。
貯水槽水道とは?
従来の貯水槽水道は、水槽の管理が不十分な場合、ゴミや異物の混入、錆の発生などによって、汚れた水になる恐れがあります。このため、設置者は日常的な管理の他、水槽の定期清掃を実施し、定期検査を受ける事とされております。
水道水は受水槽に入った段階で水道局による管理の手から離れ、その先は貯水槽水道の設置者や管理人が水の管理をする事になります。貯水槽水道を利用される方に、きれいでおいしい水を安心して飲んでいただくために、設置者は法令等の遵守と日頃の衛生管理を心掛けなければなりません。昨今、水道局では貯水槽水道の衛生管理の負担などを解消するため、ビルやマンション等の建物へも、直接水道水を供給する直結給水方式の採用を呼びかけております。
水道直結給水とは?
15階建て程度までの直結給水が可能です。受水槽の衛生問題の解消、設置スペースの有効利用、省エネルギーの推進など「給水サービスの向上」のため、5階建て程度までの建物全体の直結直圧給水方式、15階建て程度までの直結増圧給水方式の給水が可能です。直結給水には、配水管の水圧を利用し、末端の蛇口まで給水する直結直圧給水方式と、給水管の途中に増圧設備を設置して給水する直結増圧給水方式があります。直接給水を導入し、よりフレッシュな給水での生活をおすすめします。
5階建て程度までの直結直圧給水方式
水圧が0.3MPa以上の地域で、5階建て程度の建物に配水管水圧を利用して蛇口まで給水する方法です。地域により水圧が異なりますので、お近くの水道局へお問い合わせ下さい。
15階建て程度までの直結増圧給水方式
水圧が0.15MPa以上の地域で、15階建て程度までの建物に配水管より引き込まれた給水管の途中に認証された増圧給水装置(水道用直結加圧型ポンプユニット)を直結し、給水管内の水圧を増圧し蛇口まで給水する方式です。
水道直結給水のメリット・デメリット
メリット
衛生的 | 受水槽・高置水槽での水質の劣化が解消され、常に安全な水の供給が得られます。 |
省エネルギー | 直接直圧給水方式は、ポンプが必要なく、電気代はかかりません。 直接増圧給水方式は、配水管水圧で不足する水圧を増圧すればよいので、エネルギーロスが少なく、電気代の節約が期待できます。 |
省スペース | 受水槽・高置水槽を設置するスペースが不要となり、そのスペースを他の用途に有効利用することができます。 |
省力化 | 受水槽・高置水槽の清掃や保守などがなくなるので、メンテナンスが楽になります。 |
デメリット
断水時の影響 | 貯水槽方式では、災害等で断水があっても高置水槽に貯まった水を利用することができますが、直結給水方式では断水になった場合、すぐに水が出なくなります。 |
直結給水方式の導入には...
直結給水方式を導入する場合には、まず道路に埋設された配水本管の水圧を確認し、水道局と協議を行い、適応条件を満たしているものについて許可がでます。
お気軽にご相談下さい。専属の技術員がお客様をご訪問し、設備の詳細な検証や、水道局との協議を行い、お客様に最適なコンサルティングを行います。弊社は仙台市水道局の指定店優良工事業者です。